睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは

寝ている最中に呼吸が止まり低呼吸を繰り返す病気です。十分な睡眠が得られないため、起床時に頭痛を感じたり、日中に眠気を催す、睡眠時間は十分とれているのに疲れが取れないなど、生活に支障がでます。さらに、交通事故や高血圧、糖尿病、心疾患、脳卒中などのリスクが高くなるため放置するのは危険です。

睡眠時無呼吸症候群の治療

治療にあたっては、歯科的マウスピース(スリープスプリント)を用いることもありますが、一般的には経鼻的持続陽圧呼吸療法(通称CPAP)が選択されます。これは、睡眠前に専用のマスクを鼻に装着し、これによって気道の閉塞を取り除く方法です。睡眠時の無呼吸やいびきが減少し、症状の改善が期待できます。

患者さまの症状によっては、手術によって気道閉塞の原因を取り除くこともあります。具体的には、アデノイド肥大や扁桃肥大により気道狭窄が認められる場合は口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術を行うことがあります。